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医工産連携ものづくり企画

会長挨拶

第26回 日本心血管インターベンション治療学会; CVIT2017

会長:上田 欽造

(洛和会丸太町病院 洛和会京都血管内治療センター)

このたび、第26回日本心血管インターベンション治療学会; CVIT2017 会長を拝命し、2017年7月6日(木)~8日(土)に、国立京都国際会館において学術集会を開催させていただく運びとなりました。

1977年に Dr. Andreas R. Gruentzig が初めて PCI を施行して以来、早40年が経過しようとしています。ご承知のようにその間の発展はめざましく、患者さまの QOL / 長期予後改善をもたらすすばらしい治療となっています。こうした発展は治療deviceの開発とともに、それまでの閉鎖的な慣習を打ち破るライブデモンストレーションを中心としたオープンな教育環境、そして先達による種々のテクニックの開発に支えられてきたものと言えます。その原点に立ち返り今回のテーマは、「For the patient, for the future –よりよいインターベンション治療を求めて」としました。

本邦のインターベンション治療はマスターの先生方の努力により独自の進化を遂げてきました。現在では、慢性完全閉塞病変を含む complex lesion に対する PCI 治療やイメージングモダリティを使用したきめの細かい治療などに多くの新たな知見を発信し、世界をリードしています。こうした先進的な取り組みを今後も継続し、さらにその上で、“よりよいインターベンション治療”をつきつめる時、医療者の視点のみならず、インターベンションを受ける側の視点も重要であることに気づかされます。果たして私たちインターベンションを提供する側にいる医療者は、患者さまの目線で治療に取り組んできたでしょうか。また、治療の標準化に伴い国内のほとんどの地域でインターベンション治療が受けられるようになりました。緊急時にカテーテル治療が短時間で受けられるという恩恵は計り知れないものがある反面、安易に観血的治療が可能となりました。我々の自浄努力が必要であることは言うに及ばず、インターベンション治療の質をどのようにして担保してゆくかということも本学会に課せられた重要な課題と思われます。こうした点も For-the-patient Session で議論したいと思います。

For-the-future Sessionでは、わが国発のインターベンション技術やデバイス開発、再生医療の現状や薬物療法のエビデンスを本大会で積み上げ、世界へ情報発信していく機会となれば幸いです。世界に先駆けた取り組みである、循環器疾患に対するiPS細胞を用いた治療や慢性疼痛に対するカテーテル治療についても最新の情報を紹介していただく予定です。

今大会では教育効果の高いライブデモンストレーションを復活させます。今後のインターベンション治療のあり方を皆さんとともに、より多くの場で多様な議論ができますよう準備を進めてまいります。現在、近畿支部の理事(赤阪、大辻、許、志手、西野)を中心とした準備委員会にて、技術集団としての専門性を指し示す有意義な学術集会となるよう鋭意準備を進めています。コメディカル部門も全国から選りすぐりの委員を招集しており、チーム医療の観点からも医師側と共同のセッションを開催できればと思います。

七月の京都は祇園祭シーズンであり1か月にわたって神事や行事が行われ、四条界隈では「コンチキチン」というお囃子の音色も聞かれることと思います。山鉾巡行には少し早いですが、その雰囲気を実感していただけるようポスターに掲載しました。本学術集会では京都の暑さに負けない活発な議論をしていただければと思います。多くの方々のご参加を心よりお待ちしております。

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